in図書室


図書室は私が鍵を持っている。
不良に本は必要ないからかこの部屋も必要なくなったみたい、だから使ってる。
理事長に許可ももらったしな。


図書室はカーテン付きソファーベッドや
冷蔵庫など、色々備え付けてある。
つけてあるというかつけた。


ここは私の城。



図書室のベランダへでる。
コの字型後者の端にあるここからなら色々見ることができる。
昇降口やグラウンド、中庭。


昇降口の方はまだ騒いでるみたい。

龍蓮花。
全国No. 1暴走族。
幹部以上5人
全員同じクラスだ。


この学校はSABCDの5クラス。
Sは幹部以上、頭脳明晰、容姿端麗、財閥
のどれかだった気がする。よそでは特殊クラスと言われている。いい意味でも悪い意味でも…


ちなみに私はSクラス。みっこも


ちなみに授業は自由参加
単位はテストでいい点取ればくれる。

テストで取れないやつは授業に参加して加点を取るってシステム。

授業参加しないやつも、学生として通ってるから学校の敷地内にはいなきゃ行けない。
門には監視役もいて外に出たら減点になる。

あとは、SHR(ショートホームルーム)は絶対出席しなきゃいけないっていうルールがあるからそれだけはしっかり出席してる。校則ってやつらしい。




って説明してるうちにSHRの時間がもう直ぐ。


ーー移動しますか。







ーガラッ

しーん

このクラスは
私が入ると1度静かになるシステムみたい。


どうでもいいけど。

自分の席へ



途中に聞こえる甘ったるいクラスメイトの会話

「だいくん〜放課後お出かけしよ〜」
「いいよ。さなはかわいいなあ」

そんなカップルの横を通り過ぎようとすると女の方が「棗ちゃんおはよおぉぉ」と
手をぶんぶん振って挨拶してくる。


。。
この女は嫌いだ。

「はよ」

さ「だいくんもおはようしなよぉ〜」

もう一度言う、私は、この女が嫌い。

男の方が挨拶しようがしなかろうがどっちでもいい。
無視をして席へ着く。




後ろで何か言ってる気がしたがどうでもいい。



「おはよ」

席に着いたら隣の席の男も挨拶をしてきた

青木鴻(あおきこう)
バスケ部キャプテンにして
かなり天然の一応龍蓮花の幹部だ


みんなのアイドル龍連花
だから

〈棗ちゃん鴻くんと話すのやめてほしい〉

誰もがそう思ってると思う。

でも、この男は嫌いじゃない。
偏見なんて持ってない優しい奴だから。

だから周りはどうでもいい。


席へついて軽く鴻と話をした。

そこへ
「おい相良」

…来るだろうと予想はしていた


龍蓮花の総長。


斉木 きら(さえき きら)
金髪に、毛先だけ黒になっている。
顔がいい、スタイルがいい。強い。の三拍子
学校で1番人気な男。





こいつは仲間思い、だからこそ
私を鴻に近づけたくはないだろう。


き「お前。、次は鴻か?」


しっかり私を睨み
低い声でそう言った。




次…。
そんなこと考えたこともないが。





考えたら考えるほどバカらしくなってきて


「そうだったらなぁに?」


満遍の笑みでそう答えた。





噂は噂。
否定しても意味がない。
だから私は、、





美「棗!」



表面上だけでも噂を演じてやる。


き「龍蓮花のメンバーに近寄るな。
お前みたいな女。誰も相手にしないぞ」

そう言って私を軽蔑の目で睨む
それを見て周りは盛り上がった。

「さすがきらさん!」
「かっこいい」
「ざまあ棗」

悲しくはない、涙も出ない。別にって感じ
でも、みっこがすぐに
「棗行くよ」と言って、教室から抜け出した

美「棗。あれじゃ、噂が本当みたいだよ
やめなよ」

「いんだよ」

美「棗…?」



冷め切った。抵抗は無駄。喜ばれる。





ガチャ
図書室へ戻って来た


美「私は教室戻るから
棗は保健室って言っとく」

「ああ」


やっと1人になれる

少し休みたい。
ソファに寝そべった。

「、疲れたな。」

ーー
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