ん。


あれ、寝てたみたい。


龍が来て、話して
途中で寝ちゃったのか。


みっこ帰ったかなー?
私も帰ろうかなー。

図書室を出る。

この時間帯はみんな部活しているか、
帰ったかで、あんまり人がいない



下駄箱まで行くと最悪なことに
私が大っ嫌いな女がいた


さ「棗ちゃん帰るのぉ?
また明日ねぇ〜ばいば〜い!」


森崎さな
私が大っ嫌いな女。
ぶりっ子。

まあ、私個人の問題で勝手に嫌ってるだけだけどね。


「じゃ」


めんどいし、それだけで済ませ
私は家へ帰った



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さなside



私はかわいい
だってこんなに男の子たちが優しくしてくれるんだもん。

棗ちゃんはかわいそう
あんなにみんなから嫌われて
だから、私は優しくしてあげてるのっ!

ちゃんと挨拶してあげてるし
話してもあげてる

私は可愛いだけじゃなくて
性格もいいんだよ〜



だいくんも私を選んでくれたし
男なんてちょろすぎ。


弱そうな雰囲気出してれば守ってくれるもの
棗ちゃんはあんなツンツンしてるから
ダメなんだよ〜


「帰るぞ」

あ、だいくんやっと来た〜

さ「うん!帰ろぉ!」

この男も私のもの

さ「だいくん、私のこと好き〜?」

「ああ。なんで急に?」

これだから人の男取るのは楽しいのよ

さ「べーつにっ!ありがとぉ」

私は可愛いからね、
嫌われるわけないの〜!!!


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