鴻side



棗が行きそうなとこ。


ガチャ

ん?

隣のクラスのイケメンで有名な
優雅くんがいる。


そっちから来るってことは
図書室にでも行ったのかな。
もしかしたら棗も…


優雅くんとは話したことはないけど、
棗と優雅くんが話しているのを何回か見たことがある。
当時は優雅くんと付き合うんじゃないかって結構必死だった。

優雅くんの片想いで終わったみたいだけど、

優雅くんが夏目を好きなのは一眼でわかった。
俺とおんなじ匂いがしたからね。




図書室の前まで来たけど、
鍵がかかってる。


見つからないんじゃ仕方ない屋上でもいくか



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in屋上




屋上へ着くと龍蓮花がたまっていた。

「あれ〜?鴻部活わ〜?」

今話しかけてきたのは
宮島皐月(みやじま さつき)
龍蓮花の幹部
茶髪に制服のカーディガンを萌え袖してる
かわいい代表。

「鴻、キャプテンなんですから
サボったりしないでくださいよ??」

この敬語のやつが、
相澤叶(あいざわ きょう)
龍蓮花副総長
黒髪に青ぶち眼鏡。
生徒会所属のお偉いさん。
敬語が特徴かな。


「鴻〜。そんなことより合コン行かね?
N高の女の子可愛い子たくさんいるって!」

このバカそうな奴が
この前すこーし紹介した
桜庭 羅衣(さくらば らい)
金髪から毛先に行くにつれ
ピンクにグラデーションされた髪が
女好きを象徴してる。

叶「鴻?聴いてます?」


「んー?聞いてるよー?」

羅「ごーこんー!」

「悪いけど、俺好きな子いるからムリ。」

みんな少し驚いた顔をしてるけど
なつめのこと以外ぶっちゃけどうでもよかった、


棗は見つからないし
部活に行くかな。


みんなをほったらかして
俺はキャプテンとして体育館へ向かった。




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