コンビニからクラスのヤツが見かけた・っていう所までは15分ほど――




『んー8時は過ぎてたと思うな。5分くらい?』




アイツが言ってた時間までには十分、間に合う。




でも武達が知ったからってコレだ









「慎はなー先生の前だと、すっ!ごい!ニコニコしてるんだぜー。それでー」




やめろと言ってもずっと俺の事をベラベラと喋ってる正雄




もうやめろと言うのも疲れた……。








「でも、先生が行っちゃうとブスッ!そしてシュ〜ゥゥ」




「あ?そんなことないだろ!?話を作るなっ!」




「ゴメン!ゴメン!」




あっはは!と武達3人が一斉に笑う。




全く……





ゆるゆるだ。




でも、先生と正雄の3人で行ってた時もこんな感じ



それで先生にも笑顔が増えた。




正雄って……緊張感とかほどいてくれるんだよなー。





そんなことを色々思ってたら、もう右斜め前に学校の屋上が見え隠れする。




もう少しだ。