歩きながら昨日正雄が見たというテレビの話を聞いていた。




けど、俺はある事に気付いた。




「先生さっきから黙ってどうしたの?」



「森口君は……前から知ってたのよね?」



すると正雄は立ち止まり



「うん!知ってたよ!……2ね」



――――バシッ♪――――


「森口君!大丈夫?」



「うん。平気!」



すると先生の顔が赤くなり




「山崎君!何で叩いたの!?」



何でって………
正雄が余計な事を言おうとしたからで………



「さっきもだけど、だめだよ!」




まったく……何で怒ってる時もこんなに可愛んだよ……




「はい。……正雄……叩いて悪かった」



「あっはは!い・いいよ!あっはは!」



俺が何で叩いたのかよく解っている正雄はお腹を抱えて笑いだす。



俺はそれがムカついて先に歩きだしたけど




「山崎君!待って!」




立ち止まる俺。
するとまた正雄が




「あっはは!あっはは!」



「ぐっ………正雄っ!!」



「はいはい!」




そしてまた歩きだした俺達3人。