「……いつから?」




顔を見合わす俺と正雄




「夏休み入ってすぐだったよな?」



「うん。先生の従兄弟だってね」




すると先生はハッとした顔になった。



そう大村の事があった時だから。




「そんな前から知ってたのー」




「うん。ごめんね言わなくて」




自分で禁句だと言った言葉を使う


でもこの言葉は始めから使うつもりでいた。


先生には正雄が知ってる事は卒業してから言おうと思っていた。


だから使うのが少し早くなっただけの事。




すると先生は笑顔で



「いいのよ。気にしないで」



「うん」



そして




「森口君ありがとね」




「全然♪今日から俺達SPです!なっ!慎?」




電話した時



『………慎?……まだ……5時前だよ……』




すげーテンション低かったのに今はむしろテンション高すぎ!の正雄。




「そーゆー事です先生」




「はい。よろしくお願いします」




「じゃ行こーう!!」



そう言って先に歩きだす正雄。
そしてその後を追う俺と先生。