「貴方は、あの時のーー」


そう、私の目の前にいるのは私の武術に勝ったあの男の子だった。



私が、負けた。


そして、襲われそうになった。


「いいね、そそるわ。

ずっと、したかったんだ君みたいな強い子と」


そう言い押し倒されたベッドがギシリ、と沈む。


やだ……………怖い。



「手紙見た?君と色んなことしたかったんだ」


手紙ーー?


あの手紙は、この人?

嘘ーーーなんでこんな。


「なんで、こんなーー」


声が震える。

抵抗出来ない。