「やば、鐘なるから。またね、華恋ちゃん」


君を抱き締める翼と、目が合う。

威嚇する様に見る翼と目が合う。


その腕に力が籠るのを俺は見た。


けどそれは、一瞬で離す。


「蓮見先輩、バイバイ」


君が無邪気に笑うのを手を振った。