「ごめん…………ッ」



「ごめんなさい、華恋ちゃん」


一人一人言葉を繋ぐ、泣いてる華恋の肩に手を置いた時ーーー



ガラッーーーー



ドアが開く。


「晃…………今の話聞いてーー」



「華恋………幼馴染みだもんな。


ソイツは彼氏で、俺はーー 幼馴染みだもんな。


仕方ないけど悔しいけど、お前が笑ってるなら、それでいい。

大事にして貰えよ、華恋。バイバイ」



「ごめんねーーー 晃…気持ちに答えられなくてごめんね」


華恋が、泣いてた。


アイツを見てる華恋が嫌で嫌で仕方なくて、俺の胸に顔を埋めるように抱き締めた。