黄色いレシート

「いつ戻ってきてたの?」


「昨日からだ。先に親に会いに行って、今日ここにきた」


雄介叔父さんはそう言いながら友に紙袋を手渡した。


中身を確認してみると、大きな木彫りのクマが入ってる。


「今度は北海道に行ってたの?」


「ご名答だ! 白い恋人のあるぞ」


雄介叔父さんは自信満々な表情でそう言うと、お菓子の箱も友に渡してきた。


未婚の雄介叔父さんにとって、友は自分の子供のように可愛い存在だった。


「ありがとう。今度はどのくらいここにいるの?」