まぁ、強いて言えば夢は…… ずっと久我くんの隣にいれますように、かな? 「久我くん、本当にありがとう!」 これで、夏休みも久我くんの声があまり聞けなくても、生きていける。 さーて、夏休みは何しようかな! 『"おまえ自身"で決めたなら俺は応援するよ。いつでも俺は味方だから。頑張れ』 その日はひたすら、そのセリフをずっと聴いていた。 それを聴いている間はまるで、 久我くんがそばにいる。 そんな不思議な感情が止まらなかった。