『"おまえ自身"で決めたなら俺は応援するよ。いつでも俺は味方だから。頑張れ』



これは、俺的人生論の主人公が大きな進歩をするための糧となるシーン。


主人公の将来の夢はとても狭い道で、不安を抱える中


主人公が勇気を出して親に夢を語った時に父がかけた言葉だった。



「……ありがとう!」


「ううん。これで良かった?」


「うん!」



ちょっとぎこちない話し方。


電話の時みたいな、いつもより何個かトーンを上げて言う久我くん。


夢の実現で久我くんがこれ以上セリフを紡いだら、いつ死んじゃうか分からない。



「清家さん」


「ん?」


「夢とかあるの?」



夢、か。


ライブ行きたい。グッズ欲しい。ゲームしたい。声聞きたい……て



「夢っていうより欲望はたくさんあるよ!」


「ああ、察し」



久我くん、げんなりしすぎ……。