「……うん、わかった。
じゃあ、早く来なね」



この言葉だと……了承してくれた!?


まじ感謝!



「いいよだってさ。
だからこれから来ると思うよ」



「高峯ありがとう!!」



「いえいえ。恭弥と頑張って。
……木下さんも帰る?」


「私も帰ろうかな。
また明日、彩葉ちゃん!」



そう言って高峯となっちゃんは教室から出て行った。


このふたり、いつくっつくんだろう?


明日、なっちゃんに報告してもらお!



あたしは特に苦手な科目である数学の問題集と向き合った。



そうして数分経つと……



「高峯ー? っていない?
清家さん、高峯知らない?」


「高峯なら帰っちゃったよ。
なんか急用思い出したみたい」


「あいつ……連絡ぐらいしてもいいじゃんか」


「あの!」



ここまでくれば、後はあたし次第!