「か、かっこよかったよ!//」
な、なっちゃん……。
顔を真っ赤にして俯いちゃってるなっちゃん。
可愛いけど、可愛いけども!!
告白しちゃおうよ!?
「お、おう……ありがと」
高峯は落胆したような、嬉しいような顔をしてお礼を言った。
もう、本当に……
「「早く付き合っちゃえよ」」
あたしの言葉は誰かの声とシンクロした。
その声はあたしの大好きな声。
「お! 久我くん! お疲れ様!
惜しかったね!」
「優勝したとこに言われるとなんか嫌」
久我くんのところの赤組はビリという結果で終わってしまった。
けど、久我くんは清々したような表情。
「高峯と木下さんって……」
「うん。両想い」
なっちゃんと高峯は初々しいカップルのように、並んで……とっても似合ってる。
あたしもいつか
久我くんと両想いの日が来るかな……。



