最終的には俺の曲数に限界が訪れたので約1時間ほど、清家さんのアニソンパレードが始まり、ついにはイケメン学園のメインテーマまで歌い始めた。
……ホワイトデーだし、歌ってみようかな。
そんな出来心で俺はある曲を予約した。
画面の隅に予約される曲が表示されるので、清家さんは歌ってるにも関わらずそれを見て「え!?」と声をあげてしまった。
ゲームはあれから少しだけやってきて、清家さんがレオ君を好きになるのも少し分かる気がした。
まだ途中までしかストーリーは見てないけど、常に前を見続けて歩いてる姿が印象的で、自分と向き合う姿もまた好印象だった。
『こんな俺でもさ、一応頑張ってんだ。
“だって”って言い訳しないように、後悔しない自分を目指して生きられるように』
男なのに、レオ君を人生の師匠とまで思ってしまった。
多分小説化されたら、読者はみんなレオ君に憧れるようになるだろう。



