「え、彼女出来たの!? いつから?」
最悪。バレた。
というか、こんなあからさまに反応する俺もどうかと思うけど……。
だから嫌だったんだ。
こんな風にいちいち聞いてくるから。
「だから、できてないって!」
「ねえねえ誰々〜?」
まったく、聞く耳持たない。
これじゃ誤魔化しようがない。
姉さんは確信しているからかニヤニヤしている。
「……教えない」
でも、誰かだなんて流石に言わない。
清家さんに面倒なことはさせたくない。
こんな恋愛にあーだこーだ言う姉さんと話すなんて、いくら思考回路が似ていたとしても困惑するに決まってる。
だいたい俺と姉さんは正反対だ。
「ふーん。分かったわ。
じゃあ今度連れてきてよ!」
「え、嫌に決まって……「同じ学年でしょ? あの子可愛いもんな〜。清家彩葉ちゃん!
私今度話しかけてみようかな〜!」
俺が否定したのに、遮ってきやがった。
しかもピンポイントで当ててくる姉さんが正直怖くてしょうがない。
「あれ黙った。まさか、清家彩葉!?
あんな可愛い子と付き合ってるの!?」
「……」
「沈黙ってことは肯定ね。
なんで恭弥がこんな可愛い子と……想定外すぎる」



