え。まさか。


なっちゃんもあたしと同じ類なんじゃ!?



「え? ああ、そっちのレオ君じゃないよ」



そっちのレオ君……?


会話が成り立ってなくない?


もう別の話題にしよう。



「彩葉ちゃんも久我くんと同じクラスで良かったよね!」


「うん! 本当に嬉しい!
なっちゃんと一緒だったら更に最高だったけど」



それから、話をもっとしたいということで近くのカフェに寄るになったわけだが



「え、清家さん?」


「奈々と清家さん? なんか偶然だね」



偶然、久我くんと高峯に遭遇した。



「いやー本当に偶然ですね……」



何故かあたしが敬語を使う始末に。


せっかくの機会なのでということで、4人で一緒に座ることに。



「……でさ~、これがこうなってて」


「あ、本当だ」



高峯となっちゃんは更に意味不明なことに数学の勉強を始めた。



え……まだ授業とか始まってなくない?


なんで勉強してるの、おふたり方。



「ねえねえ久我くん……」



久我くんも静かに本を読んでる……。


え、こんなに自由でいいんですか?