「声裏返ってるし……」
そんなあたしにくっくと笑っていた。
「わ、笑わないでよ」
「いや、無理だよ……はは」
訴えても、久我くんは笑いをこぼすだけだった。
「あのさ……」
「……久我くん?」
笑い終えると黙り込んだので、耐えきれずに話しかける。
「朝、なんでチョコ渡さなかったの?」
「あ、いや、それは……」
「俺割とショックだったんだけど」
「え!?」
ショックだったの!?
久我くんが?
予想外のことを言われて、びっくりする。
「ずっと清家さんのチョコ楽しみにしてた」
「え……?」
「今更遅いかもしれないけど……」
ちょっと待って。
期待しちゃうよ……?
久我くんもしかして、あたしのこと……?



