イケボ男子に恋をしました。



「……恭弥くんのことはどう思ってるの?
毎日のように告白したんだって?
それなのに……突然止めた。
なんでか教えてくれる?」


「久我くんに振られたからだよ。
だけどまだ振り切れなくて、あたしから友達に戻ろうって言ったの」



もうこんな話をしても、もう久我くんは小波さんのことを……。



「そう……まだ好きなのね。
じゃあ忠告してあげる。
恭弥くんは私のことが好きなの。告白もさっきしてくれたの。
もう叶わないから、あなたから身を引くのをおススメするわ」


「……っ」



それは知ってる……。


だけど直接言われたら……辛いよ。



思わず涙こぼれそうになったけど、せっかくなっちゃんにしてもらった化粧を無駄にはできないので、我慢した。



「これから、私と恭弥くん、ラブラブするの。友達でいるのは自由だけど、辛くなるのはあなたなんだから」


「……友達はやめない。
例え美琴と久我くんが付き合って、あたしがとてつもなく辛くなっても……あたしは久我くんのことが好きだから」



あたしは一生久我くんにつきまとうだろう。


こんな重い女、願い下げだって言われるかもしれない。


だけど……だけど!



「そんな彩葉には残念なお知らせだけど……友達は嫌だって恭弥くん言ってたよ。無理して友達になってる恭弥くんも可哀想だよ」


「それは……」



何も言い返せない……あたしが無理やりって言っても納得できるから。