翌朝。
あたしとなっちゃんはチョコの交換をした。
男子はいつ貰えるんだろうって
女子はいつ渡せるんだろうって
学校中のみんながソワソワしている。
「はい、なっちゃん!」
「はい、私からも!」
友チョコは素晴らしいな。
天使が作ったチョコだ……永久保存したい。
さすがにそうしたら食べれなくなっちゃうから、せめて写真だけでも撮ろう。
「彩葉ちゃん、久我くんにいつ渡すの?」
「えっと……じゃあ、今から行く!」
「そうこなくっちゃ! いってらっしゃい!」
久我くんに一番乗りでチョコを渡したい……!
なっちゃんのエールを背にいざ隣のクラスへ。
……とその前に
「安藤! ハッピーバレンタイン!」
「おう、ありがとな」
安藤にもあげないと。
「……今から久我に渡すのか?」
安藤は片手にあるチョコを見てそう尋ねる。
「うん!」



