ママとなっちゃんが会話の話題にあたしの話が大半でめっちゃ恥ずかしい。
あたしが着替え終わった時にはあたしの小さい時の恥ずかしいエピソードを軽々と話していた。
ママはいちいち要らんこと話さなくていいの!
急いでリビングに行かなくちゃ!
ドタバタと足音を大きく立てて階段を下り、リビングのドアを開けた。
「突然でごめんね! お、おじゃましてます……」
ああ、今日もなっちゃんは白い天使だ
……じゃなくて!
「なんであたしの家知ってるの?」
「あはは。とある人から情報を聞きまして」
「とある人?」
あたしの家知ってる人は……あ、のんちゃんがいるじゃん。
中学が一緒で只今久我くんと同じクラスの、のんちゃん。
そういえば中学の時一度誘った気がする。
なっちゃんはいつの間にかのんちゃんと仲良くなったのかな?
「……内緒だよ。とっても言いたいんだけど口止めされちゃって」
「内緒ってめっちゃ気になるんだけど!
……まあいいや、
せっかく家に来たからゆっくりしていってね」
「うん、ありがとう」
あたしがそういえばホッとしたように頷いた。



