呼び出しの内容は告白だった。
「今日の清家さん、とても綺麗で……前から気になってたけど、今日の姿を見て完全に一目惚れしました」
正直嬉しい、告白してくれるのは。
でも、あたしは久我くん一直線だから。
「ありがとうございます。
……今日のメイクは好きな人に可愛いって思われたかったからなんです」
「久我恭弥でしょ?」
「な、なな何で、ご存知なんですか!?」
「有名だよ。何せ君は学園で騒がれる美少女なんだから」
あたしが……美少女!?
「って、あたしが美少女とかあり得ないですよ!!」
そうだよそうだよ!!
もし仮にあたしが美少女だとしたら、世界中の女性がみーんな女神様になっちゃうよ!
「それがあり得るんだよ」
「そ、そうですか……」
やべえ、あたしってそんなに美少女だったのか……
いやいや、これは話をすごく盛ったんだ!
本当はただのブスなのに、気を遣って学園で騒がれる美少女とか言ったんだよ。
そう言い聞かせなきゃ、あたしは調子に乗ってしまう。



