「ごめん!高峯くん!
今日は彩葉ちゃんと一緒に帰りたいの!」
「……そっか」
なっちゃんのその言葉を聞いて、あたしは嬉しさでにやけるし、高峯は不屈そうだ。
でも、高峯は理解ある人だから(と信じたい)あっさりと許しを得たのだった。
「じゃあ、気をつけてね」
「うん! ありがとう!
明日は一緒に帰ろう?」
「……っ、いいよ。また明日ね」
あ~、もうなっちゃんにデレデレしすぎ!
こっちは高峯の変わりように虫酸が走るわ!
爽やか崩壊されて、あたしはどんな顔をすればいいのか分からない。
「……レオ君と全然似てない」
高峯の特徴がレオ君と似てるから耐えられたのに、崩壊されたらなっちゃんには申し訳ないけど嫌になってくるわ。
「彩葉ちゃんの口からレオ君って言ったの久しぶりだなー」
「そうかな?」
確かにレオ君ってあんまり言わなかったかも……。
でも、自分には嘘をつかないで、あたしらしく生きるって決めたから。



