そして放課後。
「彩葉ちゃん!
本当にごめんなさい!!」
「なっちゃん、それ何回目なの!
もういいから、ね?」
こんな天使に頭を下げさせるなんて、逆に謝るのはあたしの方だ。
「私、彩葉ちゃんが大好きだからね!」
「あたしもなっちゃんが大好きだよ~!
あたしこそ気づけなくてごめんね!」
そしてなっちゃんからのもうひとつの報告。
無事なっちゃんと高峯は付き合ったみたいだ。
「くそ……あたしのなっちゃんになったと思ったのに」
「いつから清家さんのになったわけ」
「高峯くん……!!」
高峯は後ろからなっちゃんを抱きしめて、笑みを浮かべているが目が笑っていない。
女子のあたしでさえこの独占欲。
うわぁ……いちゃいちゃすんじゃねーよ。
こっちは片思い中だっていうのに。
「じゃあ"俺の"奈々をいただくね?」
「……どうぞ」
付き合って初日で一緒に帰るのか。
しかも名前呼びとか……高峯の爽やかどこ行ったんだよ。
どうやら、高峯はなっちゃんのことになると溺愛するらしい。



