「えっと……」
「あっ、ごめん。そろそろ授業だね!」
「……戻れる?」
みんなに泣いた跡見られちゃう。
あと、なっちゃんと高峯のことも整理できたのだろうか。
あたしが問いかけると相楽さんは首を縦に頷いた。
「きっと木下さんと高峯くんは付き合うから、さっぱり諦められるかも」
「そっか……」
「だから、今回の反省を活かして次は自分を磨くよ!」
相楽さんはすっきりしたようにニカッと眩しい笑顔を浮かべたのだった。
……もしかしたら
相楽さんは悪い人じゃないのかも。
「うん。応援するよ!」
「清家さん、本当にごめんなさい!
……清家さんも私の分まで久我くんと頑張ってね」
「……頑張ります」
そうだよ……久我くん手強いんだよ。
あたしが困ったように笑うと相楽さんも笑い返してくれた。
そういえば、相楽さんの取り巻きの女子はいつからいなくなったんだ?
「新たな怪奇現象だよ!」とひとりで世紀末の大発見かのように頭の中で興奮したあたしであった。



