イケボ男子に恋をしました。



でも、大好きなもの辞められないからオタクじゃないのは学校だけらしい。


いわば今は放課後で学校じゃない場所だったから、オタクを解放してるらしい。


事情はなんとなく分かった。



「でも、いきなり過ぎるよな。
清家さん、木下さんの様子がおかしいとか思うところは無かった?」


俺が見た限りだと、ふたりは相当信頼関係が築けていると思う。


互いに想い合っているのが伝わってくるから。


「様子がおかしい……のもあったけど、それはあたしが悪いし……」


「え、喧嘩でもしたの?」


「ううん。期末前だったからなっちゃんに勉強教えて貰ったんだけど、なっちゃんが一生懸命説明してくれたのに、あたしあんまり理解できないままで……喧嘩じゃないけど、ちょっと気まずくなったの」


「そうなんだ……」



申し訳ないけど、木下さんに同情する。


俺も清家さんに勉強を教えた時が一番の苦労だったから。


※恭弥は一度だけ彩葉に勉強を教えていました



「でも、それだけ。気まずかっただけ。
だからまた中間みたいに真剣にやり始めたんだけど、その時に言われちゃったんだ」



テストが原因だったら、中間テストの時でもう既に木下さんは啖呵を切るだろう。


それに、木下さんは清家さんに"オタクのところ"が嫌いと言ったんだ。