イケボ男子に恋をしました。



清家さん……!?


オタク辞めてなかったんだ!!


その言葉を聞いて何故か安心した俺もついに精神が危うくなってきてるな。



「あ………俺用事思い出したわ。
せっかく誘ったのにごめんな〜!」


「いや、こちらこそごめんなさい」



顔が青白いまま、とてつもない速さでナンパ野郎は去っていったとさ。



清家さんは何だったんだろうと頭に?を浮かべながらも、アニメズストアがある方向に足を進めた。


清家さんらしいナンパ野郎撃退法だった。


何もできない俺が無力さに改めて思い知ったけど、インパクトが強いこの撃退法で一時期忘れていられた。



すると、清家さんはいきなりこちらを振り向く。


「え?」


どうしたんだろう………。


俺の方をジッと見てるけど。


「久我くんだ!!!」


清家さんは俺に気づくと駆け足でこっちにくる。



いや、待て待て待て。


学校と全然テンションやら様子やらが違うけど、大丈夫か清家さん!