それでも懲りないナンパ野郎。
清家さんは彼氏いないからデートは口実の……はず。
でも俺と全然話さなくなったってことは彼氏ができたのかもしれないし……。
いくら考えても、俺はイライラしまう。
だから、なんでイライラするんだ。
とその矢先に
「デートって言っても、アニメズストアしか会えないんだ」
「!?」
俺は清家さんの言葉に耳を疑う。
それはナンパ野郎も同じで。
まさかだとは思うけど……。
デートの相手が……
「レオ君のキャラソンが発売される日なんだけどね、レオ君のジャケ写の笑顔がとても輝いていて、初回限定版を買わないといけないんだ!」
「……そうなんだ」
あ、不良が引き始めた。
「だから会えるのはケータイとアニメズストアしかないの。また貢げるんだもん。
アニメズストアが最優先だからそれ以外だったら行けないんだよね……」
清家さんは申し訳さそうに「ごめんなさい」と頭をさげた。
不良の方は「貢げる」という言葉を聞いてから、顔が蒼白になってきてる。



