俺のまわりがとても静かになった。



『おーい! 久我くーん!!』


俺がテストで負けてから、あの時以上に執拗に関わってきたり。



周りも俺と清家さんの友達の関係に慣れたのか、その視線が痛くなくなったというのに


『……』


清家さんが俺の後をついてきて、男子トイレまでついていきそうで

まるでストーカーみたいな行為(完璧ストーカーだけど)をしたというのに。



期末テストが近づいたある日からパタリと全く関わってこなくなった。


しかも親友の木下さんと一緒にいなくて、ひとりでいるのを多く見かけるようになった。



「木下さんと清家さんどうしたんだろう……あんなに仲良かったのに」



昼休み、お弁当を広げながら高峯がため息と一緒に呟く。


木下さんを好きな高峯からしたら、とても心配らしくて。



「俺も分からない」



俺も正直、何が起きたか理解できずにいる。


なんであんなに仲良かった清家さんと木下さんがなんで突然、一緒にいなくなったのか。