"なっちゃんと高峯ならイケるって!"
あたしのその意図に気づいたのか、高峯は顔を真っ赤になる。
高峯の周りは「どうしたー?」なんて聞く。
「高峯の所に行かなくてもいいの? 周りに女子がいるから取られちゃうかもよ?」
それにしても高峯はなっちゃんが好きなら女の子と一緒に仲良さげにすんじゃねーよ。
「そんなの無理無理!!
高峯くんは誰にも優しいから仕方ないよ」
「そう……」
それはつまり、高峯の周りの女子については高峯の優しさによるものだって言ってるように聞こえますが……?
レオ君だったら主人公にヤキモチさせないように必要事項しか女子と話さないのに。
あれは、どうみたって必要事項じゃない。
ま、高峯にあたしの理想押し付けても意味がないんだけど。
「高峯とは普段どんくらい話すの?」
なっちゃんが高峯のことが好きだと知ったのはつい最近の一週間前。
しかも、今はまだ5月。
まだクラスメイトをまともに覚えてないのに、好きになったのはすごいな、なんて思いながら。
「え、えっと……。一回だけ、だよ?」
「一回だけ!?」



