星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「えっと、まずは宿舎に着きました。
4日間お世話になる宿母の三上さんです。」

顧問が隣に立つ40代後半の女性を紹介する。
その女性は1歩前に立ち、よろしく、と頭を下げた。

「気付いている人もいると思いますが、今ここに泊まっているのは私たち以外にも一団体泊まってます。」

「先生!どこの学校ですか?」

先生が発した言葉に一人が疑問を投げかける。

「えー特殊な人がいるので、固有名詞はあげられませんがみんな1度は聞いたことがある団体です。」

先生は何かを隠しながら言う。

皆、納得こそはしていないがその事情を汲み取ってか誰もそれ以上は聞かなかった。

私たちはそれぞれの部屋に向かわされた。

荷物を部屋に置く。
ここで私は3泊する。環と棗と一緒に。

「私、外のお手洗い、行ってきますね。」

私は居たたまれなくなって逃げた。