星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

心春Side

結局一馬が折れて、行きは椿先輩と帰りは一馬と座ることになった。

「二人にバレちゃったの?
なるほどね、だから中2の空気が全体的に悪いんだ。」

私はバスの中で椿先輩に環と棗にバレたことを話した。

けれど流石、椿先輩。
中2の空気の悪さも気付いていた。

「でも、みんながみんな言うとは限らないんじゃない?

現に私たちにはすんなり言えて仲良く出来てるじゃない。」

「ん~、先輩方とは違うんですよね。
先輩方と知り合ってすぐだったし、もし言われても失うものの大きさが違う気がするんです。」

私は頭を抱えて前に倒れる。
背中を椿先輩はさすってくれた。

「誰も見てないよ。」

そう、ここは一番後ろの席。
私は思わず椿先輩に抱きついて泣いてしまった。