星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

そんな3人の様子を少し離れたところから見ていると心春とふいに目があう。

私たちは2秒ほどそのままでいた。
すると彼女は儚げに笑って目を反らした。
まるで1輪の花が一瞬で散るように。


心春―

私たちはあなたを“バケモノ”だなんて絶対に言わない。
髪の色の違うあなたもあなた自身じゃない。

だから私たちの所に帰ってきてほしい。
そしていつもみたいに笑って。
それが黒髪のあなたでも栗色の髪のあなたでも…

私たちはあなたが大好きだから。

私はボストンバッグの中に入ったあるものを想像して笑った。