星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

環Side

あの夏公演の日から私、棗と心春の間は雰囲気がいいとは決して言えなかった。

ホールに入るとステージで栗色の髪の女の子が一人で踊っていた。

私と棗はただ呆然としていたがその少女の顔が見えた瞬間、声を上げずにはいれなかった。

彼女は髪こそ違うものの私たちの親友である心春だった。

彼女は“バケモノ”と言われ続けて中学では素を隠していると言った。

初めて会ったときから気づいていた、この子は何かを隠していると。
心春の目は黒に青が混じっていた。
綺麗な青い目は私をトリコにした。
ずっと見ていたい、私も棗もそう思った。