星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「お取り込み中、悪いけど碧が…」

椿先輩に言われて見ると碧兄が目を見開き小刻みに震えていた。

「げっ…シスコン。」

私がそう呟いたと同時にみんなが笑い出す。

私もつられて笑い出すと碧兄は少し不服そうな顔をしていた。
けれどどこか幸せそう。

「ドンマイ、碧も心春ちゃん離れが必要ってことだよ。」

櫻さんが碧兄の背中を叩き、お父さんもクスクスと笑う。
紅蘭と星蘭が私の腰に抱きつく。

―私の大切な家族。
 どんなことがあっても
 暖かく迎えてくれる。

私はケータイにみんなからの着信がきているのに気づいた。
環と棗、一馬に颯。
みんな“大丈夫?”って。

―最高の同輩。
 秘密を隠していた
 私をも受け入れてくれた。
 5人でならどんなことでも
 乗り越えられる、絶対に。