星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

櫻さんの掴む手があまりにも強かったので私は振り払った。

それを見た聖也さんがさっきの包帯をポケットから取り出して巻き直す。

「もう、あんな無茶はすんなよ。」

「うん、ごめんね。」

巻き終わると聖也さんは私を抱き締める。

頭の上でパチン、と音がして上を見ると聖也さんが私のウィッグをはずしていた。

私の驚いた顔を見てクスッと笑い、また強く抱き締めた。

「もう一度、付き合おう?」

「うん…!」

私はそう言って聖也さんの背中に腕を回した。

「心春、上向いて?」

私はそう言われて顔を上げると聖也さんは私のおでこにキスをした。

「もう、絶対離さない…」

「もう…離さないで…!」

私たちはどちらからともなくもう一度、強く、強く抱きしめ合う。