星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「やっぱりね…」

「は?」

彼女の口から発せられた言葉は私が全く予想していなかったものだった。

「あの人も女心わかってないわよね。

1発でわかったわよ、心春ちゃんが翼のことなんて全く思ってもないことも。

心春ちゃんが愛してるのは他にいることも。

だって心春ちゃんの目には他の人しか映ってないんだもの。

行きなさい?」

「騙してごめんなさい…」

私はそう呟いた。

「私は全く怒ってないわ。
私が怒ってるのは翼によ。

だって女の子をイヤイヤ連れてくるなんて男として、人として失格よ!

だから逃げなさい…?
あの二人は私に任せて?

でも1つ覚えていてね。
私は心春ちゃんが大好きよ。
1ヶ月だけど楽しかったわよ。

また連絡してね。」

「はい!ありがとうございます!」

私はそう言って頭を下げ笑った。