星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

私は時計を見た。
時計には20日の夜7時半を示していた。

私は予想以上に眠っていたようだ。

私は部屋の鍵を閉め、ボストンバッグとリュックサックに持ってきた荷物を詰め直した。

そうこうしているうちにすぐに8時を迎えた。

私は荷物を持ってそっと部屋を抜け出した。

私は部屋を出てすぐの階段を1階まで駆け降りる。

「碧兄の言う通りだ。これなら行ける。」

私は角の所で人の声がして私は足を止めた。

「買収だってね!お家大丈夫かしら?」

「本当にそうよねー、私たちもクビかしら?」

そうお手伝いさんが
喋っているのが聞こえてきた。

どういう方法を使ってかは知らないが、椿先輩が桐島家を潰す、というのは本当らしい。

私が方向を切り換えようと後ろを振り返るとそこにはお義母さんが立っていた。

マズイ…私は心の中で呟く。

「心春ちゃん…」

「お義母さん…、見逃して下さい。
出ていかせて下さい。」

私は彼女の顔を見て話した。
許してもらえるわけがない…

けれどただ少しの希望を信じて言う。