星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

窓の外は暗い。
ふと私は流れ星を見つける。

「行かなきゃ…!」

私は何かを感じてそう思い立つ。

心電図のパッドを外し、点滴の針を抜く。

まだ傷む左手首を無視して立ち上がる。

私は聖也さんを助けるためにここにいる。
その聖也さんが何かを伝えようとしている。
そんな気がした。

立ち上がろうと手をついたサイドテーブルに手紙があることに気づく。

その封筒には碧兄の字で“心春へ”と書かれていた。

私は封筒の口を破り、便箋を取り出して広げた。