星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

暗闇の中で声が聞こえてくる。

「このバケモノ!」

“バケモノ”私はそう言われていた。

栗色の髪と青みがかった目。
ほとんど日本人の血の流れていないお母さんも黒髪なのに私だけ栗色。

綺麗な青ではない目。

それが私のいじめられる理由。

「このバケモノが!
お前、人間以外の血も流れてるんだろ!?」

そう彼女らは女の子らしくもない言葉を吐き捨てながら私の髪を引っ張る。

「痛い…私は“バケモノ”じゃない…」

私がそういうと彼女らは

「“バケモノ”が!
“バケモノ”が口答えすんじゃないよ!」

そう言って髪を引っ張って私を投げるんだ。

そんな痛みは、1日に何十回とも繰り返される。

先生も絶対に気づいている。
けれど見て見ぬふりをするんだ。

きっと先生たちも私のことを“バケモノ”と思っているのだろう。

私はただ痛みに耐えることしかできない。

私は自分の容姿を、血筋を恨んだ。