星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

4ヶ月分の“衝動”は“ケモノ”となって私を支配する。

砕け散った鏡の破片を私の体は容赦なく握る。

右手に鋭い痛みが走り、指の間から真っ赤な鮮血が流れ出す。

ポタリ、ポタリと床に模様を成す、私の血。

やがて握る手を開き、血に濡れた鏡の破片を机に転がした。

その中の大きな1つを人差し指と親指でつまみ、持ち上げた。

そしてその鏡の破片を左手の手首にあてがう。

やだっ、やめて!

私は心の中でそう叫ぶ。
どうにかして止めなければ…

このままでは私の手首を切って私は“ケモノ”もろとも死ぬことになる。

私の祈りは空しく、私の中の“ケモノ”は鏡の破片で私の手首を切った。

「ゔ…」

あまりの痛さに思わず声がもれる。
身体中の熱が左手首に集まってくる。