星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「聖也…?」

声のした方を見ると椿がこっちを覗いていた。

手には菓子パンの袋が握られている。

「椿…

俺は心春を救えるのか?」

俺がそう言うと椿は目を見開いた。

「心春は…聖也を守ろうとしてる。
あの子はあの子の人生を懸けてあんたを助けようとしてる。

気づいたみたいだから全てを教えてあげる。

あんたのうちの会社買収されそうだった、でも中止になった。そうでしょう?

中止になった理由は桐島の所に心春が行ったから。
桐島翼は心春が好きで心春が婚約すればあんたの家の買収を中止する、そうやって脅したの。

そして今、心春は桐島の家にいる。」

俺は椿の言葉を聞き、翼のクラスの教室に行こうとした。