星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「お話、確かに承りました。
ここからは私にお任せください。
父は確実に説得します。

そしてどうか…こはるんを助け出して下さい。

彼女は私がスランプに陥ってもずっと待ってくれていた数少ないファンの一人であり、私の心強い友達です。

私は彼女に幸せでいてほしい。
彼女を幸せの元に連れ戻して下さい。」

そう言って目の前のお嬢様は私に深々と頭を下げた。

私はその言葉にお礼を行ってお屋敷を出た。


藤乃宮家のお嬢様に初めて会ったが、凄く謙虚で素直な素敵な人だった。

私の仕事はこれで一段落。
後はお父さんを説得するだけだ。

どうか心春、無事でいて。