これから私は家に戻り、藤乃宮家の屋敷に向かう。

そしてお父さんに頼んで桐島家の買収をしてもらう。
お父さんには貸しがあるから大丈夫だ。

これで梅本カンパニーの買収話は根本的に消滅する。

ここまで来たら碧が心春に計画と脱出する日を書いた手紙を送る。

碧は家で心春が帰ってくるのを待つ。

本当は迎えに行きたいけど、行って待っていたら確実に怪しまれる。

上手く行けばこの計画は完璧。
一番心配なのは心春の脱出。

きっと弱っているから一人でやりきれるかどうか。
そこは彼女自身の精神力にかかっている。

私たちは何なにがなんでも心春を救う。