星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

家に帰っても私の様子がおかしいのを察してか誰も話しかけてこなかった。

それから1週間は学校も部活も何もかもが憂鬱だった。

一番辛いのは部活。
今は引退公演のユニットの練習をしている。

だから何を努力しても聖也先輩と顔を合わせないなんてことは出来ない。
涙を堪えながら踊っていた。


そして迎えた土曜日の朝5時。

誰もまだ起きていない家に置き手紙だけを残して私は家を出た。

私は家を音をたてずに荷物を持って出た。

きっと櫻さんもお父さんも紅蘭と星蘭も泣いてくれるだろう。
碧兄はきっと色んな所を探し回るだろう。

私は家族に愛されていたんだ。
なのに何も言わずに消えてごめんなさい。