星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「Shall we make special stage?」

「「「Do my best!」」」

椿の発音のいい声に全員で声を合わせる。

「We are?」

こうやって静かな中で言うのも残り少ない。

「「「one!」」」

客席から声がしなくなる。
俺はこの少しピリッと緊張した空気が好きだ。

「行けるよね!」

「「「ファイト おー!」」」

そう言って俺たちはステージに走る。
こうやってステージからの景色は
何度見ても圧巻。

ほぼうまった席を見ながら、今回も人が来てよかったと思いながら踊る。

けれどボードやうちわを作るのを見ると俺たちはアイドルじゃないんだから…とツッコミたくなる気持ちもある。

2曲目が終わり、選抜とアンダーが代わる時、俺の右にいた心春が客席にはにかみながら小さく手を振っているのが視界に入った。

それと同時に前の方で黄色い歓声が上がる。
心春も2年もない間に人気になったな、とふと思った。