星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

「ここで心春を看病できることは決まったけど、マズいよ。
心春の家とお母さんに電話しても出ない。

心春も目を覚ます感じもなんもないしな。」

椿先輩はうちらに座るように勧め、自分もその隣に座る。

「6人で看病するのもなんだだけどな。」

梅本先輩が困ったように言う。

「けど、易々とここ出るわけにもいかないし。
どうしょうか…」

伊集院先輩のその言葉を最後に誰も喋らなくなった。

数分後残留限度を知らせるチャイムが鳴った。
けれど誰も声をあげることはなく、ただ皆が顔を合わせて、同時に心春の顔を見ることしかなかった。

それから何分経っただろうか。
心春が1度「んっ…」と言った。

けれど目を覚ますことはなかったが、うちらを安心させるには充分だった。

それから15分ほどした時、伊集院先輩が深呼吸をした。