星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

うちはベッドの下からかごを取り出す。
環にその中に心春の着替えを入れさせベッドの下に戻して、その横に荷物を置く。

「あぁ、櫻さん出ないっ!
家にかけても出ないし…急用かな?」

伊集院先輩はというと保健室の中で携帯を使って電話していた。

私たちが入ってきたのを見て、保健室のドアの鍵を閉める。

「聖也は先生に信頼されてるから特別に許可が下りたよ。

けど、先生も帰るらしいから、他のドアも鍵を掛けるそう。
だから保健室のドアも鍵を掛ける。
心春が目を覚ます、または迎えが来たら即下校し、扉に鍵をして裏門から出る。
鍵は明日の朝、すぐに返すこと。

これを条件に残ることが許可された。
だからこれだけは守って、ここを出るのは帰るときだけ。OK?」

そういう伊集院先輩に私たちは頷く。