星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

棗Side

最近、心春の顔色がよくなかった。
きっとソロ曲が決まり、周りからのプレッシャーにやられたのだろう。

事実、うちら部員を始め、中2の中ではビッグニュースで期待してる人も少なくはない。

感受性が豊かな心春には、そんな過剰な期待は辛かったのだろう。

部活の時は時々、心春の方を見ていた。
選抜の練習はやはり厳しくて、息が上がっているのを見たけれどそれはいつもだったので、あまり気にしていなかった。

そして部活終わり、挨拶を終えても心春は動かなかった。

次の瞬間、心春はうちの隣で倒れた。

うちと環、一馬に颯の4人と伊集院先輩、梅本先輩が心春に駆け寄る。

「心春!心春!」

私は彼女の肩を揺すりながら名前を叫んだが、彼女は目を覚まさない。

「あぁ、マズいな。」

颯が小さく呟いた。