星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

そこまで考えが至った時、いつもと何かが違うことに気づく。

周期的にはあれから約1ヶ月。
全く問題はない。
だけど何かが違うんだ。

すると体の奥底でどくん、と何かが唸った。
それと同時に視界が霞み、
足に力が入らなくなった。

「あっ…」

私は小さな呟きと共に床へと倒れた。

ホール全体がこちらを見たのがわかる。

霞む視界と遠退く意識の中で心配そうに覗き込んだり、私の名前を大きな声で呼ぶ私の大好きな同輩と先輩二人の顔が見えた。

それに反応したくても体は動かず声も出ず…
私は心の中で“ごめん”と謝った。

「心春っ!」

大好きな聖也先輩のその声を最後に、遂に私の意識は途絶えた。